「もう一度世界史を学んでみよう!」
「教養として世界史を身につけたい!」
そんな風に大人になってからも興味が湧いて、
世界史を学び直そうと思う方が増えています。
私も旅行先を選んでいると
「確か世界史で習ったような・・・?」と思い出して調べてみたり、
逆に調べずに現地に行って「調べておけばよかった!」と後で調べて満足したり
知識があることで2倍楽しめる!と感じた経験があります。
今回は受験生としてではなく、
教養を身につけたい方や世界史を楽しみたい方、もう一度学んでみようという方に
大人の世界史の勉強法をご紹介します!
世界史を学び直すメリット
世界史は学び直しや教養において、とても有用だと言われています。
それはなぜなのでしょうか?
まず、世界史に限らず歴史は「現在」を考える材料です。
世界史は出来事を多面的に捉えられるため、社会問題を考えるのに有効な知識となります。
例えば、ニュースでよく目にする「慰安婦問題」「移民問題」「民族紛争」などは
なぜ起きるのでしょうか?
また、植民地時代の文化や戦争によってできた文化など、
海外の人と会話する時のタブーな話題を知っておくことにも役立ちます。
そして、日本の世界史はどこかの国に偏ることなく、
中立な立場で記述されているので学習に合っています。
世界史 通史の学習法
通史とは、ある特定の時代・地域・分野に限定せず、全時代・全地域・全分野を通して記述された
総合的な歴史のことをいいます。
教科書や参考書を読む
受験に使うわけではないため、細かいことをぎっちぎちに覚える必要はありません。
ざっくりと「そうなんだ〜」くらいの感覚で進めましょう。
ここでおすすめなのが教科書です!
教科書の中でも「世界史A」が学び直しにはぴったりです。
資料集を眺める
資料集って面白くないですか?
私は図鑑みたいでわかりやすく普段目にしない写真や絵などがあるので
気付くとペラペラめくっていたりします。
「教科書や本のように文字ばかり見るのは退屈だし続かない…」という方にはおすすめです。
YouTubeを観る
とても便利な時代になって、
YouTubeで世界史の解説をしているチャンネルもあります!
楽しく、分かりやすく解説している動画もたくさんありますので
ぜひお気に入りの歴史ユーチューバーを探してみてください!
なぜ世界史Aがいいの?
高校生が受験で勉強するのであれば、大抵の場合「世界史B」ですよね。
なぜかというと受験できる大学の数が違ってくるからです。
でも、学び直しや教養のためであれば「世界史A」はとても良い教材です。
近現代の比重が大きいから
まず、歴史を勉強する目的の一つに「現代社会を読み解くこと」が挙げられます。
そのためには近代社会を中心に学ばなければいけませんよね?
例えば、経済格差を考えるとして世界史Bの教科書にももちろん記述はありますし、
詳しく記述されています。
東南アジアの国々がモノカルチャー経済からの脱却に苦しみ、
産業構造の高度化が遅々として進まない歴史を考えるならば、
帝国主義時代のヨーロッパ諸国による植民地支配を学んでおかなければいけません。
ですが、ここにたどり着くまでが世界史Bは長いのです。
もちろんここに至るまでの過程も大切ですが、
より現代社会に影響を及ぼしているのはその後の出来事です。
植民地時代支配にあった地域には今でもその名残が多いです。
こういったことを見つけることが世界史を活かす方法なので、
近代社会中心の世界史Aがおすすめなのです。
ノートを作ろう
教科書を読み進めていく中で、
高校の内容なので何をいっているか分からないことはないとは思いますが、
ややこしい部分はでできます。
特に、章の切れ目で地域が変わる時は注意が必要です。
「大人になって学び直しや教養のためにそこまで必要か?」と思う方も
いらっしゃるかもしれませんが
進めていくと始めから作っておけば良かったと感じると思います。
「受験ではないから〜」とインプットばかりに注力していると、
大量の情報を自分の中で整理しきれず、定着を望めません。
そのため、勉強ノートを作成することで情報の整理ができ、
後で振り返ることもできるので学習効率を上げるのにとても有効です。
習熟度を測る
ある程度学習を進めた時に、自分がどのくらい知識を得られたのか
気になる方もいらっしゃると思います。
習熟度を測るためにはセンター試験が有効です。
センター試験の世界史Aで80点以上とることができれば
十分な世界史の知識が身についていると言えるでしょう。
センター試験の過去問はインターネットで入手することができます。
残念ながら受験人口が少ないため、赤本はありません。
まとめ
- 世界史を学習することで現代社会を考えることができる
- 自分に合った学習方法を見つける
- 得られた知識は振り返りやすくする
世界史を勉強したいな!と思った方はぜひ、熱が冷めないうちに手をつけてみてください。
学べば学ぶほど「へぇ〜」という発見と面白さが出てくるのが歴史です。
本が手元になければYouTubeは無料で勉強することができます!
YouTubeから入って、「もっと詳しく知りたい!考察したい!」
と思ってから本を手にするのもありです!
歴史の世界を自分に合った方法で楽しんでくださいね。
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